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林業分野

森林や林業の現状と課題

世界有数の森林国である日本において、林業は重要な産業です。アクティオは林業に関わるさまざまな機械のレンタルを通して、林業の発展をサポートしています。例えば、集材や積込み等あらゆる作業で活躍する「グラップル」や、過酷な作業現場でも抜群の運材性能を発揮する「フォワーダ」、伐木から枝払い、測尺、玉切り、集積までを一貫して行える「ハーベスタ」などを保有しています。

日本は国土の3分の2に当たる約2,500万ha(人工林は約1,000万ha)が森林となっています。森林資源は人工林を中心に毎年約7,000万m²ずつ増加、2017年には約52億m²となりました。人工林の半数が一般的な主伐期である50年生を超えており、資源を有効活用すると同時に、循環利用に向けて計画的に再造成することが課題となっています。

林家(りんか)*の9割が保有面積10ha未満となっており、森林を保有する個人や法人の多くは小規模・零細であるのが現状です。そのため、森林所有者等から委託を受けて作業する会社や、森林組合等の林業事業体が林業経営の中核を担っています。

そうした状況から、林業における生産性の向上が求められており、森林施業の効率化・省力化や需要に応じた高度な木材生産を可能にするため、ICTやロボットなどの先端技術を活用したスマート林業の実現に向けた取り組みが急務とされています。

* 林家(りんか):保有山林面積が1ha以上の世帯のこと

(左)グラップル(中央)フォワーダ(右)ハーベスタ

(左)グラップル(中央)フォワーダ(右)ハーベスタ

ICT導入で管理の手間を大幅に削減「Forest Mobile」

山林業務の作業日報、生産・収益管理などの業務負担を、ICTの導入によって大幅に軽減します。普段使い慣れたスマートフォン端末を使用して、施業現場で日報や生産高の入力を行ない、現場の進捗状況や出来高、経費の管理情報をリアルタイムに収集・集計。経営指標にも反映することが可能です。

「Forest Mobile(山林業務管理システム)」の導入により、施業現場社員と管理者全員が情報共有でき、集計作業の省力化、生産性の向上につながるだけでなく、業務の見える化で、いつでもどこにいても現場状況を確認することができます。

山林業務管理システム「Forest Mobile」(フォレスト モバイル)活用の様子とスマートフォンによる操作画面

山林業務管理システム「Forest Mobile」(フォレスト モバイル)活用の様子とスマートフォンによる操作画面

森林・林業・環境機械展示実演会に出展

アクティオは「森林・林業・環境機械展示実演会」に出展しています。この展示実演会は、高性能林業機械をはじめ、チェーンソー、刈払機、林内作業車、木材破砕機等を多数展示・実演し、関係者及び一般の方々にその性能を紹介するとともに、森林・林業・環境機械の普及と、その安全使用を促進することを目的として開催されています。アクティオは業界が抱える課題を解決するため、例年、効率化を図る最新の作業車、バックホーのアタッチメント等の展示・実演を行っています。

森林・林業・環境機械展示実演会に出展
森林・林業・環境機械展示実演会に出展
森林・林業・環境機械展示実演会に出展

地拵え作業を機械化!

伐採後に残された木の根や枝などを粉砕し、新たな苗を植栽できるように地面を整える「ラジコン式地拵機」のレンタルをしています。
これまで、伐採後から植栽に至るまでの工程は機械化が進んでおらず、また、傾斜地での整地作業は、人への危険が伴うため、早急な対策が求められていました。
「ラジコン式地拵機」は、最大60度の勾配を前後左右に走行できる馬力を持ち、最大約100m離れた場所から遠隔で操作ができ、安全に作業をすることが可能になります。 また、草や枝、切り株も粉砕し、植栽可能な地面に整えることができます。

地拵え作業を機械化!

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