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鉱山分野

資源小国と言われる日本で、自給率100%を誇る鉱物資源が「石灰石」です。セメントや鉄鋼の主・副原料として使用されるほか、コンクリートやアスファルト、飼料、薬品、さらには化粧品や食品まで、その用途は多岐にわたります。アクティオは鉱山・砕石マーケットへのレンサルティング導入を開始しました。

日本で唯一、自給可能な鉱物「石灰石」

鉱山とは、資源として有用な鉱物の試掘(しくつ)及びこれに附属する選鉱(採掘した鉱石を有用鉱物と不用鉱物に分離する作業)、製錬(不純物の多い金属から純度の高い金属を取り出す作業)その他の事業(鉱業)を行う事業場を指します。

日本の鉱山と言えば、夕張炭鉱や佐渡金山などの観光鉱山を思い浮かべる方が多いと思います。古くは奈良時代から近代にかけて、大量の金、銀、銅、石炭を産出した日本の鉱山。高度経済成長期以降はその多くが廃坑・閉山に追い込まれました。しかし、今でも資源枯渇に悩まされることなく、フル操業を続けている鉱山があります。それが日本で唯一、自給可能な鉱物資源である石灰石鉱山です。

■日本の石灰石鉱床分布図

日本の石灰石鉱床分布図

上記地図は石灰石鉱業協会のWebサイトの「日本の石灰石鉱床分布図」 をもとに作成

従来はレンタルに頼らない設備投資が一般的

現在、国内では約250の石灰石鉱山が稼働しており、生産量は年間1億6800万トンに及びます。採掘方法は、大半の鉱山で露天採掘でのベンチカット採掘法を採用。まず穿孔機で発破孔を穿孔し、発破によって岩盤を起砕します。発破により起砕された石灰石は、ホイールローダや油圧ショベルによってダンプトラックに積載され立坑まで運搬されます。

国内の石灰鉱山数と生産量は、経済産業省資源エネルギー庁のWebサイトの「私たちの生活や産業に不可欠な『鉱物資源』」資料編「石灰石鉱山の推移」平成18年4月1日時点

鉱山砕石業界では、採掘に必要な重機等の設備投資は自社で行うものという考え方が根強く、加えて鉱山の現場への立ち入りにくさ、専門性の高さ等がネックとなり、永年にわたって大手レンタル会社との接点がない状態でした。

鉱山砕石における作業工程

鉱山砕石マーケットに対応できる体制を整備

アクティオは将来的にも安定的な生産が見込まれる石灰石鉱山セメント工場及び砕石山の潜在的なレンタル需要に着目。各支社に順次担当窓口を設置し、全国の鉱山砕石マーケットに対応できる体制を整備しました。

顧客満足度の向上を目指す

今では取引先も大幅に増加。端縁整形用に中型油圧ショベル、水平坑道には投光器やコントラファン、また、セメント工場では休転による定期修繕工事用に発電機、高所作業車など多数の機器を導入しています。今後も各作業工程の生産性向上やコスト削減につながる提案など、進化したレンサルティング®で更なる顧客満足度の向上に取り組みます。

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