アクティオ技術部では、空港工事で現場内にある重機の位置を監視するシステム「機械位置情報システム」を開発しました。空港での夜間工事が終わったあと、重機が所定の待機エリアに移動しているかどうかを、PC画面上から確認できるシステムです。
現場にいる重機すべてにGNSSアンテナを取り付け、位置をリアルタイムに監視して画面に表示します。また、空港は、航空機の飛行高度に従って「制限表面」という高さ規制が設けられていることから、大型クレーンなどの高さも監視可能になっています。
GNSSアンテナは、バックホーやユニックでは車体の上に取り付け、クローラークレーンについては、ワイヤ巻き上げの主軸となるガントリと呼ばれる部分に取り付けています。
重機の位置に関しては、目視でも確認が可能であることから、±10m程度の精度のGPSを使用。高さに関しては、制限表面との差分が目視では確認できないため、高精度な±2cmの精度のGPSを採用しています。
実際にシステムが使用された工事は、航空機の増便にともなって行われた空港の桟橋増設工事。システムで管理した建機は、バックホーやユニック、そして750tクラスのクローラークレーンです。
納入後2年間現場で使用され、導入当初はいくつかの機能追加の要望などがあったものの、無事に役割を終えることができました。今後、機械の位置や高さの管理だけではなく、重機同士、重機と人、重機と障害物などの接触を予測するモードを追加するなど、機能アップをはかっていく予定です。これにより、システムの使用範囲を空港工事だけではなく、通常の土木工事にも広げていきます。
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現場内の機械の位置を管理「機械位置情報システム」
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