アクティオ大阪DL(※)センターが、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する2022年度グッドデザイン賞を受賞しました。※大阪DLセンターの「D」には「Delivery(配達)」、「L」には「Laboratory(研究所)」の意味を込めています。
大阪DLセンターは、関西を中心とした西日本エリアの物流拠点として、2021年9月に大阪市住之江区南港北に開設しました。自動フォークリフトや自動ラック倉庫など、最新の設備を備え、ICT・IoT技術を駆使した建設DXの具現化、及び大阪・関西万博開催に向けた物流の効率化を目的とし、関西地方におけるアクティオのレンサルティングの中核を担っています。また、重機自動洗車機を設置し、使用する水は雨水循環方式を採用するなど、環境保全にも配慮が施された最新鋭の物流・営業・研究開発拠点です。
大阪南港の大阪湾に面した場所に位置し、3方を海に囲まれた敷地。南側には九州への客船さんふらわあが2隻停泊しています。海を挟んだ北側には万博、IRの計画地である夢洲が近接しており、海中トンネルでのスムーズなアクセスが可能です。
外観は、大らかなスケール感を持つ大阪南港の風景と呼応するよう、建物を伸びやかな水平デザインとし、物流拠点らしいスピード感を表現しています。
各階に連続するバルコニーを設け、熱負荷低減と塩害に対するメンテナンスに配慮しながらも従業員の憩いの場となるテラスを設置しました。
オフィスエリアはハイサッシを設け、
周囲への眺望に配慮されています。
休憩だけでなく、自由な場所で多様な働き方を実現できるスペース。
1、2階は物流エリアです。車両導線は、長細いリニアな敷地を活かし一筆書きのシンプルで安全な動線となるようデザインされています。最上階のオフィスエリア周囲にはバルコニー、テラスを配置し従業員の憩いの場を創出。
一般的な倉庫
・半屋外にトラックバースを集約し入出庫スペースを集約
・トラック待機スペースの確保が必要
・トラックの駐車時間のロス
アクティオ大阪DLセンター
・内部にトラックを引き込み、入庫・出庫スペースを分散
・トラックの一筆書き動線によりスピーディに資材供給
・外観にバックヤードを見せない
各階にバルコニーを設け、熱負荷低減と塩害へのメンテナンスに配慮。1階作業スペースは、電気に頼らない換気扉や高窓により自然エネルギーを最大限に活用しています。
物流エリアでは、整理されたシンプルな物流動線がデザインされています。
搬送機器の自動化による省人化で、安全で合理的な物流を実現。
1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。
GOOD DESIGN AWARD 2022 公式サイトはこちら
大阪DLセンター紹介ページはこちら
グッドデザイン賞審査委員による評価コメント物流センターのイメージを刷新する、開放的で伸びやかな施設だ。物流を効率化することを突き詰めた結果、屋外に並ぶトラックバースがなくなり、裏がない、従来の物流施設と全く異なる表情の建物となっている。大きな庇の下に取られた開口部により、光と港湾の風景を建物内に取り込み、働く環境の質を高めている。業務の効率化を建築全体のデザインにまで昇華させている点は、特筆に値する。
アクティオ大阪DLセンター概要
商品に関するご質問やお見積りのご相談など、
弊社お問い合わせ窓口か最寄りの店舗まで
お問い合わせくださいませ。