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千歳テクノパーク統括工場が受賞2024年度 グッドデザイン賞
日本サインデザイン金賞

アクティオと共成レンテムが合同工場として運用する北海道の千歳テクノパーク統括工場が、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する2024年度グッドデザイン賞と、公益社団法人日本サインデザイン協会が主催する第58回日本サインデザイン賞「日本サインデザイン金賞」を受賞しました。

千歳テクノパーク統括工場

千歳テクノパーク統括工場は、アクティオホールディングスのグループ会社であるアクティオと共成レンテムが合同で運営する工場で、2023年10月に稼働を開始しました。アクティオとしては北海道で初のテクノパークです。整備、研究開発、人材育成や災害時の機械・機材の供給基地として、また地域社会とのつながりや防災拠点としての役割も果たす重要な施設となっています。

エリアのご紹介

2024年度グッドデザイン賞では、亜寒帯気候に最適化された設計が評価されました。こちらは長い冬の風雪のなかでもスムーズな物流を可能にするキャノピー(庇)のひとつ、アウターキャノピー。

インナーキャノピーにより、強い風の元でも快適な物流業務を実現します。

室内環境は、パッシブ化(建物を取り巻く自然環境を活かし室内を快適にする設計)を徹底しています。夏季に南北の出入り口を開放することで、工場内に涼やかな自然の風が抜けていきます。

市松状の梁に沿うように配置したトップライトから、自然光が優しく工場内を照らします。

安全性を重視して整理されたロジスティックループも高く評価されました。

日本サインデザイン金賞を受賞したサインデザインも、工場内の安全性向上に寄与しています。

グッドデザイン賞

グッドデザイン賞審査委員による評価コメントEvaluation Comments

この工場は、亜寒帯気候に最適化された設計と、効率的な動線計画が評価された。風雪から守るインナー&アウターキャノピーにより、冬季の厳しい気候条件下でもスムーズな物流を実現している。また、市松状に配置された梁とトップライトによる自然採光、採熱の活用が、快適で省エネルギーな作業環境を提供している点も優れている。

さらに、トップライトの矩形は、工場内のサインデザインにもグラフィックエレメントとして巧みに活かされている。特に、赤と青のコーポレートカラーを用いた動線サインは、視認性が高く、作業エリアと安全エリアを明確に区分けすることで、工場全体の安全性と機能性を大幅に向上させている点が優れている。

日本サインデザイン賞

公益社団法人日本サインデザイン協会(SDA)が主催する日本サインデザイン賞は、優れたサインデザイン作品を広く社会にアピールすることにより、サインデザインの普及および啓発を図ることを目的として、1966年以来続けられてきた日本で唯一のサインデザインを対象とした顕彰事業です。

サインデザイン(Sign Design)とは、複雑化する身の回りの環境を、より分かりやすく魅力的にするために、「人に伝える情報」を整え、かたちづくる創造行為です。コミュニケーションを成立させるためになくてはならない情報として位置づけられ、そのデザインは多様な広がりを見せています。 SDAは日本サインデザイン賞の審査を通じて質の高いサインデザインを評価し、サインデザインの価値や役割を多くの人と共有し、社会活動に寄与することを使命としています。

公益社団法人日本サインデザイン協会(SDA)

千歳テクノパーク統括工場概要

住所
北海道千歳市上長都1061-1
敷地面積
55,800.37m²(16,579.61坪)
建築面積
8,207.34m²(2,482.72坪)
延床面積
11,943.84m²(3,613.01坪)
構造
鉄骨造
階数
地上2階
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