従来の施工は、施工前に測量を行い、2次元の設計図にあわせて丁張り設置して、丁張りにあわせて施工、仕上がりの確認、施工を繰り返し整形を行っていました。i-Constructionになると、三次元設計データを重機に搭載したICT施工にかわります。
i-ConstrutionにおけるICT建機の技術はこの4技術です。
ブルドーザマシンコントロール技術
排土板が3次元設計データにあわせて自動で制御されるブルドーザーのマシンコントロール。
ブルドーザマシンガイダンス技術
重機に取り付けられたモニターで、廃土板が設計まで後どのくらいか確認しながら手動で施工するブルドーザーのマシンガイダンス。
バックホウマシンコントロール技術
バケットが設計よりも下に行かず、彫りすぎない、バックホウのマシンコントロール。
バックホウマシンガイダンス技術
重機に取り付けられたモニターで、バケットが設計まで後どのくらいか確認しながら手動で施工するバックホウのマシンガイダンス。
ICT施工は測量技術が発達し、リアルタイムに観測ができることによって可能となっています。測量技術は基本的にはこの二つ。トータルステーションとGNSSです。
TS(UTS)
Universal Tracking System
ターゲットを自動で追尾する機能を搭載した無線機能付
トータルステーション
1つ目が、トータルステーションを活用した技術。TSが重機のターゲットとよばれる部分を自動追尾して、観測データを送り続けます。それにより、重機が設計のどこにいるのかが分かります。こちらは重機1台にTSが1台づつ必要です。
GNSS
Global Navigation Satellite System : GPS/GLONASS
全地球航法衛星システム
2つ目が、GNSSを活用した技術。GNSSとはGPSやグロナス衛星からの位置情報が取得できるシステムです。現場事務所の屋根などに動かない受信機、基地局を設置し、重機には移動し続ける受信機、移動局がつけられています。重機複数台に対して、基地局一つでまかなうことができます。
2つのシステムの大きな違いは精度です。トータルステーションはパチンコ玉1個分、GNSSは小ぶりの卵1個分の精度がでます。
ワンマン測量で、CAD図面をもとにスピード計測を実現します。
施工準備段階での現況測量、杭を打つための誘導、施工中の仕上がり確認、施工後の出来形チェック。何点もの測量も、TS、GNSSを使えば今まで数人で行っていた測量作業において、ワンマンでの作業が可能となりました。
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