2012年に中央自動車道の笹子トンネルで起こった天井崩落事故は、日本のインフラ安全神話に警鐘を鳴らす重大事故となりました。この事故に端を発し、国土交通省は2014年より、橋梁やトンネルなど、全ての道路構造物を対象に、5年に1回の「近接目視」を基本とする点検を義務化しました。
日本には、約70万の橋梁(2m以上)、約1万のトンネルがあります(2011年4月1日現在、国土交通省調べ)。中でも規模が大きい橋梁やトンネルは高速道路に集中しており、高速道路にある橋梁の40%以上が100m超、トンネルの20%以上が1,000m超となっています。こういった大型構造物を「近接目視」するためには、点検する箇所の近くまで作業員を運ぶ大型の専用車両が必要です。また、こうした専用車両は高額な上、操作には専門のオペレーターも欠かせません。
アクティオは高速道路の効果的な維持・管理をサポートするため、専門の部署を新設。高速道路だけではなく、一般道も視野に入れつつ、総合レンタルで培った技術力と協力会社を含めた全国ネットワークを最大限に活用し、総合的なサポート体制を整えています。
点検すべき橋梁やトンネルは様々な構造、タイプが存在しています。アクティオは多様なケースに柔軟に対応すべく、様々なタイプの点検車を用意し、提案しています。
橋梁の上からフェンスを越えて下に潜り込む大型橋梁点検車や、地上から54mの高さまでせり上がって点検が行える超大型高所作業車、ゴンドラを備えた点検車など、豊富なラインナップで、あらゆる点検作業に対応しています。
点検現場の状況も多種多様です。せっかく高機能な点検車を持ち込んでも、現場の形状や広さから設置できないようでは元も子もありません。そのような事が起こらないよう、現場の図面をもとに使用したい点検車が設置できるかどうか、などといったコンサルティングもきめ細やかに行っています。
高速道路の点検の次には「補修」が欠かせません。現在、アクティオでは、除雪や除草、伐採といった高速道路の障害物を取り除く業務にも力を入れています。融雪車や、路面乾燥車の導入、新たな伐採車の開発にも積極的に取り組んで参ります。
商品に関するご質問やお見積りのご相談など、
弊社お問い合わせ窓口か最寄りの店舗まで
お問い合わせくださいませ。